夏のカケラ

結局バスケは僕らのチームの負けで、僕らはランニングを五週増やされた。


僕らは毎日一時間程、他の球技をする。

これも練習の一環だ。

これにより、色んな筋肉が使われる。そして罰ゲームにより、勝負強さを培うらしい。


監督は僕らを飽きさせない様に様々な練習を考えてくれていた。







冬の太陽は早く沈み、僕らは暗闇の中で片付けをした。

一年生がグランド整備で二年生が道具を運ぶ。

人数が少ないので、作業を分担する。

僕が最後に倉庫を閉めようとした時に、後ろから、
「待って!これも!」

と言う声がしたので、振り返るとマイが走って来た。