夏のカケラ

「笑ったら・・・ダメだよ・・・」


坂口が声を発した。

僕は坂口を見た。


坂口・・・


「え〜だってウケるんだけど・・・」

沢田達は尚も笑おうとする。

坂口は僕に同意を求める様に話し掛けて来る。


「もう笑ったら悪いよ・・・良いじゃないどんな夢でも・・・ねえ?」


その瞬間、僕とアキラ、カズの三人がピクッと体が動いた。


夢・・・だと・・・


「夢を見て部活をする事は良い事だと思うよ」

そう言って坂口は僕を見る。


「・・・じゃねえ・・・」


僕の呟きは小さな声だった。

「え?」

坂口が聞き返す。