夏のカケラ

坂口は困った顔を浮かべている。

僕は取り敢えず、酔い潰れたマイを椅子に座らせていると、

「なあ、ヒロ!お前も言ってやれよ!」

突然、カズが僕に振った。

僕は軽く振り向きカズを見た。

カズは僕にもう一度叫んで来る。



「俺達が必ず甲子園に行くって事をよ!」



そう言うと、沢田達は笑いながら、

「無理でしょ!それは!受けるわ、三井!」


どうやら、沢田達はカズが冗談で言っていると思ってるらしい。

カズは泣きそうな声に成っている。

何を本気に成って、こんな女の子達に言ってるんだ・・・コイツは。


僕は無視しようとした・・・が、その時であった。