夏のカケラ

下を向いて、雨に濡れている。


「やっぱり・・・私達みたいな・・・公立高校が・・」

「黙れ・・・!」


僕はマイの言葉を遮った。


雨が僕らにドンドン降り注がれている。


僕は振り返り、全員を見た。


全員が僕を見つめていた。


「・・27対0・・・三回コールド・・・」


僕の呟きに、みんな下を向く。


ギリッ。


僕は唇を噛み締めた。


恥ずかしさと情けなさが、僕の心に渦巻く・・・


だが、


僕の心は、それ以上に、込み上げる物が現れて来ていた。