夏のカケラ

みんな、何も言わない。

マイの言いたい事は分かった。

僕も一瞬、頭に過ぎったからだ。

マイが再び口を開く。


「・・もう・・・無理なのかもね・・・」


その涙混じりの声に、みんな反応して、体をピクッとさせた。

みんな、そう思ったのだろう・・・

ショックを受けていた。


だけど・・・・


だけど・・・・


僕は拳を握り締めた。

血が出るんじゃないか、そう思う程に、握り締めていた。

みんなマイの言葉に何も言えない。