夏のカケラ

ケンの目に怒りが有る。

「・・・覚えておこう・・・」

僕が呟く。

ケンは僕を見る。

「今・・・この気持ちを・・・!」

僕の言葉にケンは頷いた・・・・









ベンチに座った桜川は、内心で笑った。


あの鬼塚の親父は・・・!


そう思いベンチを見渡す。

さっきまで沈みきっていた、クロや木山など控えメンバーが声を出し始めた。

声援じゃ無い、それは怒声であった。

七瀬が帽子を深く被り泣いている。

唇を噛み締めていた。


七瀬・・・


桜川は心の中で呟く。