夏のカケラ

審判に何か伝えると、審判と共に僕らのベンチに向かって行く。

そして、桜川監督と話しをし始めた。

監督の側で話しを聞いていた、クロとマイの顔色が変わった。

監督は黙って話しを聞いていたが、しばらくして僕の方を見た。


そして、僕らを呼んだ。

僕らが全員集まると、審判が話し始めた。


「今、鬼塚監督より、この試合をこの時点でコールドゲームにしないかと言う提案があった」

僕らは一斉に審判の顔を見た。

審判は構わず続ける。

「私も、雨も降って来ているし、今はまだワンナウトだ・・・その方が良いと思い、異例では有るが、今、桜川監督に提案してみた」


え・・・?


僕は監督を見た。