夏のカケラ

僕も立ち上がり、出掛けようとした時に、ふと閃いた。


僕は、急いでマイの家の窓を叩いた。

二、三回ノックすると、マイが顔を出した。

「どうしたの?」

「あ、七瀬〜!」

アキラの顔が緩む。

「マイ、ビデオカメラ貸してくれ!」

「どうしたの、急に」

「ちょっと高田東に行って来るわ、偵察で」

「三馬鹿トリオで?」


なんだ?その称号は。

まあ、良いや。


「とにかく、ビデオを貸してくれ」

「あ、分かった・・・ちょっと先に下に降りてて」

そう言うと、マイは窓を閉めた。



僕らが下にいると、マイがカメラを持ってサングラスにマスクをして、降りて来た。

「何してんだ?お前」