夏のカケラ

「なあ、ちょっと聞いてくれないか?」

二人の青春ごっこを無視して僕は言った。

「何だ!お前は!少しは突っ込めよ!恥ずかしいだろうが!」

カズが怒っている。

「あのさ、少しは高田東の情報を手に入れた方が良いと思うんだよ」

二人は顔を見合わせて溜め息をついた。

「ホント・・・お前は野球バカだな・・・」

アキラが呆れて言う。

「少しは違う事も考えた方が良いぞ!」


カズがそう言って立ち上がるとアキラも立った。

「どうした?急に立ち上がって?」

僕は不思議そうな声で聞いた。


「行くんだろ?高田東に?」


アキラがカバンを持ちながら言う。


だからコイツらは最高だ!