夏のカケラ

アキラとカズが、端っこで足を組み怒った様な顔をして座っている。

マイは僕を見ると、近付いて来た。

監督はゆっくり顔を上げて、三年生らを見た。

「で、納得が出来ないなら、お前らはどうしたいんだ?」

監督が優しく尋ねる。

「・・・前と同じ様に、年功序列でレギュラーを決めて下さい・・・」

山本さんが絞り出す様な声で言う。

監督はフムと言う声を出して、再び下を向いた。

山本さんの隣にいた、水谷さんが言った。


「俺達は、今まで年功序列で来たんです!今更それが無く成るなんて、不公平だし、納得が行かない!」


大声が準備室に響く。

アキラとカズの怒った顔が更に怒りを増した。