夏のカケラ

「・・・そうじゃ無いんですか?」


僕が呟くと柴原さんは驚いた顔をした。


「何で?一ノ瀬までそんな事、言うの?」

「だって、嫌な事をさせる方が可哀相じゃ無いっスか?」


僕が反論する。


「そうじゃ無くて!何でみんなが嫌になったか考え無いの?」


柴原さんが怒り出した。

僕は柴原さんが言ってる事は分かる。


だけど・・・


「分からない・・です」

「分からないの?ホントに?決まってるでしょ!あの昨日のテストでしょ!」


柴原さんが僕をマジマジと見る。


「テスト・・・が、嫌だったんですか・・・?」