夏のカケラ

それは、アキラもカズも同様だった。


「これから・・・お前らの人生の中で、こう言う事は何回も起きる・・・その度にお前らはバタバタするのか?」


監督は僕らを見回した。


誰も何も言わない・・・


監督が言っている事が正論だからだ。

僕らが黙っていると、監督はゆっくりベンチに座った。

そして、時計を見た。

「・・・今日の練習は、4時からにしよう・・・今は2時だ・・」

ベンチの背もたれに、うでを置いて、

「だから、それまで自由時間だ・・・何をしようとお前らの勝手だ・・・」

みんなが顔をあげた。

監督が笑って、


「・・・仲間は大事だ・・・」


そう呟くと立ち上がって、

「無駄欠席は許さん。ちゃんとケジメをつけさせろ!」

僕らに叫んだ。

・・・・