夏のカケラ

そうこうしている内に、女子、二人が現れた。


「お早う、久しぶりね奥野も」


坂口が笑い掛ける。


今日の坂口の服装も可愛かった。


僕は自然とニヤける。


その姿をマイに見られてしまった。


マイは鼻で笑う。


嫌な奴。



僕らは電車で街に出た。上手い事、別々に別れて座る事が出来た。


「奥野って、マイにゾッコンなんだね」


坂口が小声で僕に言う。


電車が混んでいるので、坂口のかなり近くにいれて幸せを感じた。


どうやら、奥野はアイツがマイとデートしたいが上手く誘える自信が無いので、僕と坂口を誘ってみんなで遊ぼう、と言う事にしたいと、坂口に言ったそうだ。