夏のカケラ

「やだよ〜」


嫌だ!俺も、お前とマイの間に入るのは気まずい!

『頼むよ、ヒロ!お前ら仲良いだろ?』


だから、それは違うって!


奥野も僕も再び沈黙した。


何が楽しくて、人のデートに付いていかなくちゃならんのだ。


『・・・じゃあさ』


奥野が沈黙を破った。


『お前・・・坂口の事・・好きだろ?』


ギクッとした。


『俺が坂口を誘ってやるから・・・お前は七瀬を誘え・・・』


何だ?その交換条件は?


でも、その言葉は僕に確実に効果的であった。


「・・絶対だな・・・」

『ああ・・任せておけ!』

「上手い事、誘えよ」