夏のカケラ

みんながア然とした表情で見ていた。


僕も口を開いてポカーンとそいつらを見ていた。


悪夢か?これは・・・


コイツらと同じクラスかよ・・・


二人はみんなの反応をお構い無しにハシャイでいる。


うわぁ・・・空気が読めない奴らだ・・・


僕がそう思っていると、二人は気がついた様に僕を見つけた。


「おう、お前も同じクラスだったか!」


不細工茶髪が僕に話し掛けて来た。


みんなが僕を見る。


僕は取り敢えず無視した。


だが、甘かった。