夏のカケラ

僕は嬉しくなって来た。


昨日の晩の練習で、僕は5mの至近距離からのノックを10球連続キャッチが出来た。


だから、今日から次の練習にステップアップをしようと言われていたのだ。


楽しみであった。


練習を楽しみに思う・・・


こんな事は生まれて初めてだ。


「ま、実力がやっと発揮されたかもね・・・」


僕はアキラとカズに笑いかける。


アキラとカズは、顔を見合わせる。


「言え!お前の所に最近ネコ型ロボットが来ただろう!」


何の道具を出して貰ったんだ。


「まあ・・成長期なんじゃ無いか?」


僕はそう言って逃げる様に立ち去った。


二人は不審そうな顔で僕を見つめていた・・・

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