★佳那side★
「・・・。」
彼女の話によると、私と彼女は現実(私のいた世界)と
彼女の世界は似て作られているらしく、人物も一緒に似てしまっているらしいと
言っていました。
「ところで、あなたは誰なんですか?」
「私は―――――佳羅。皆には、女神と呼ばれています。」
えっ!?じゃあこの人があの〝女神様〟?
「お姉ちゃんが。」
お、お姉さんが、か。
じゃあ佳羅さんのお姉さんが、女神様・・・!!
「あ、あのお姉さんは、今どこにいるんですか?」
お姉さんが、女神様なら場所が分かれば会える・・・はず。
「・・・お姉ちゃんは、今この時間は―――――あっ!!暇な時だ!!」
「!!」
やったぁ!!暇なら用もないし、大丈夫だよねっ!!・・・って!!
「場所は・・・?」
「え?宮殿案内しなきゃ分かりませんか・・・。」
「は、はい。私達ここに来るの初めてですから・・・。」
「うん。できれば案内してくれないかな?」
彼方も知りませんもんね・・・。頼まなきゃだめですもん。
「―――――――分かりましたっ!!ご案内させて頂きます!!」
「「やったっ!!」」
ぎゅっ。
やったやった!!案内してもらえる!!
ん・・・?
あっ・・・!!
彼方と無意識に手、手、手~~~~~~~!!!!!
「ご、御免なさい!!!」
「ん?ああ、手の事?全然気にしてないから別に誤らなくてもいいよ♪」
「あ・・・。は、はい・・・。」
なんかガッカリしました・・・。
『全然気にしてないから――――』
〝全然〟かぁ・・・。
「・・・那、佳那?」
「あっ!!はい?」
「案内してくれるから、ついて来てだって。」
「うん・・・。分かった。」
言えません・・・。〝全然〟っていう存在なんだって事が少し
〝寂しかった〟なんて・・・。言えるわけありません。
このまま、嘘をとうしていかないといけません!!ばれたら・・・私恥ずかしくてその場にいられません!!これは一生抱えていかなきゃいけません!
「・・・?さっきから変だよ、佳那。」
「・・・え?そ、そんな事な、ないですよ?」
「そう?何でも話してね。」
うっ・・・。やっぱり彼方に嘘つくのは、キツイです・・・。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o
「あ!!ここです♪」
「えっ!!はい。ありがとう佳羅さん♪」
「いえいえっ!!こんなのひ、昼飯前ですっ!!・・・あ。朝飯前でふ!!あ・・・。」
「ふふっ。慌てすぎだよ。落ち着いて追いついて・・・あ。」
「2人が一番慌てすぎですよ・・・。」
私は心の中で、
『あんたらが一番慌ててるっつーの・・・。』
本当はこう言いたかったの。でも礼儀正しくしなきゃっ!!
「駄目ですよね・・・。」
「え?何がですか?」
「あ、え、っと。」
ガラッ!!
「!!危ない!!佳那、佳羅!!」
「「―――――――え?」」
ガラガラガラッ!!
「・・・。」
彼女の話によると、私と彼女は現実(私のいた世界)と
彼女の世界は似て作られているらしく、人物も一緒に似てしまっているらしいと
言っていました。
「ところで、あなたは誰なんですか?」
「私は―――――佳羅。皆には、女神と呼ばれています。」
えっ!?じゃあこの人があの〝女神様〟?
「お姉ちゃんが。」
お、お姉さんが、か。
じゃあ佳羅さんのお姉さんが、女神様・・・!!
「あ、あのお姉さんは、今どこにいるんですか?」
お姉さんが、女神様なら場所が分かれば会える・・・はず。
「・・・お姉ちゃんは、今この時間は―――――あっ!!暇な時だ!!」
「!!」
やったぁ!!暇なら用もないし、大丈夫だよねっ!!・・・って!!
「場所は・・・?」
「え?宮殿案内しなきゃ分かりませんか・・・。」
「は、はい。私達ここに来るの初めてですから・・・。」
「うん。できれば案内してくれないかな?」
彼方も知りませんもんね・・・。頼まなきゃだめですもん。
「―――――――分かりましたっ!!ご案内させて頂きます!!」
「「やったっ!!」」
ぎゅっ。
やったやった!!案内してもらえる!!
ん・・・?
あっ・・・!!
彼方と無意識に手、手、手~~~~~~~!!!!!
「ご、御免なさい!!!」
「ん?ああ、手の事?全然気にしてないから別に誤らなくてもいいよ♪」
「あ・・・。は、はい・・・。」
なんかガッカリしました・・・。
『全然気にしてないから――――』
〝全然〟かぁ・・・。
「・・・那、佳那?」
「あっ!!はい?」
「案内してくれるから、ついて来てだって。」
「うん・・・。分かった。」
言えません・・・。〝全然〟っていう存在なんだって事が少し
〝寂しかった〟なんて・・・。言えるわけありません。
このまま、嘘をとうしていかないといけません!!ばれたら・・・私恥ずかしくてその場にいられません!!これは一生抱えていかなきゃいけません!
「・・・?さっきから変だよ、佳那。」
「・・・え?そ、そんな事な、ないですよ?」
「そう?何でも話してね。」
うっ・・・。やっぱり彼方に嘘つくのは、キツイです・・・。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o
「あ!!ここです♪」
「えっ!!はい。ありがとう佳羅さん♪」
「いえいえっ!!こんなのひ、昼飯前ですっ!!・・・あ。朝飯前でふ!!あ・・・。」
「ふふっ。慌てすぎだよ。落ち着いて追いついて・・・あ。」
「2人が一番慌てすぎですよ・・・。」
私は心の中で、
『あんたらが一番慌ててるっつーの・・・。』
本当はこう言いたかったの。でも礼儀正しくしなきゃっ!!
「駄目ですよね・・・。」
「え?何がですか?」
「あ、え、っと。」
ガラッ!!
「!!危ない!!佳那、佳羅!!」
「「―――――――え?」」
ガラガラガラッ!!


