*彼方Side*
僕は初め〝ここどこですか?〟と聞かれた時驚いた。
何故なら、ここにいる人は聞かなくても分かるはずなのに。
ここは、『女神様』という人の世界だ。
実は、僕も会った事がない。『宮殿』も、『女神様』も全て自分には届かない。
その事を話そうと思った。
「・・・ねぇ。」
「はい?」
「僕には、届かないのかな・・・。『宮殿』も、『女神様』も・・・。」
「・・・。」
その言葉に続いたのは・・・意外な一言だった。
★佳那Side★
意外な言葉が、私の頭の中をぐるぐると回っている。
〝僕には届かないのかな・・・。『宮殿』も、『女神様』も・・・。〟
「・・・。」
私は、足りない頭で考えた結果、
「そこに今から向かうんじゃないんですか?」
「・・・。」
「ふふっ。そうだったね♪」
よかった。あまり気が向いた答えは言葉にできなかったけど、悩みは・・・解けたかな?
「ありがとう。佳那さん。」
「あ!『佳那』でいいですよ?」
「じゃあ佳那。僕も、『彼方君』じゃなくて、『彼方』がいいなぁ・・・。」
うっ・・・。また愛想笑いで、落とす~。
「じゃ、じゃあ『彼方さん』でいいですか?」
「・・・。」
・・・。
だ、駄目かな・・・?
「あー・・・。やはり、お気になさらずに・・・。」
「―――――そう言うことじゃなくて、もっと気楽に呼んでよ!!」
「・・・!!」
〝気楽〟・・・。うん、そうですよね!!
「――――――はいっ!!」
私、少しでも気楽であるように頑張りますっ!!
「「!!」」
「ここが・・・!!」
「宮殿・・・。」
・・・これから宮殿に住む女神様に会いに行って・・・一体どんな人なんだろう・・・?
僕は初め〝ここどこですか?〟と聞かれた時驚いた。
何故なら、ここにいる人は聞かなくても分かるはずなのに。
ここは、『女神様』という人の世界だ。
実は、僕も会った事がない。『宮殿』も、『女神様』も全て自分には届かない。
その事を話そうと思った。
「・・・ねぇ。」
「はい?」
「僕には、届かないのかな・・・。『宮殿』も、『女神様』も・・・。」
「・・・。」
その言葉に続いたのは・・・意外な一言だった。
★佳那Side★
意外な言葉が、私の頭の中をぐるぐると回っている。
〝僕には届かないのかな・・・。『宮殿』も、『女神様』も・・・。〟
「・・・。」
私は、足りない頭で考えた結果、
「そこに今から向かうんじゃないんですか?」
「・・・。」
「ふふっ。そうだったね♪」
よかった。あまり気が向いた答えは言葉にできなかったけど、悩みは・・・解けたかな?
「ありがとう。佳那さん。」
「あ!『佳那』でいいですよ?」
「じゃあ佳那。僕も、『彼方君』じゃなくて、『彼方』がいいなぁ・・・。」
うっ・・・。また愛想笑いで、落とす~。
「じゃ、じゃあ『彼方さん』でいいですか?」
「・・・。」
・・・。
だ、駄目かな・・・?
「あー・・・。やはり、お気になさらずに・・・。」
「―――――そう言うことじゃなくて、もっと気楽に呼んでよ!!」
「・・・!!」
〝気楽〟・・・。うん、そうですよね!!
「――――――はいっ!!」
私、少しでも気楽であるように頑張りますっ!!
「「!!」」
「ここが・・・!!」
「宮殿・・・。」
・・・これから宮殿に住む女神様に会いに行って・・・一体どんな人なんだろう・・・?


