★佳那side★
ここ・・・どこ?野原だぁ!!綺麗ー・・・。
『一緒にここにいてくれる・・・?』
えぇっ!!誰と!?
『ああ。いいよ。』
え!?いいの?うっ・・・な・・・に・・・?


「・・・な 佳那!!起きて!!」
「ふぇ・・・?」
眼を開ければここは野原じゃなくて教室。・・・教室?
「えぇっ!!」
私はガバっと起きたがった。その隣に驚いた顔をしてこっちを見ている愛華の姿があった。
「ずぅぅぅぅぅっと寝てたけど、次 移動だし、起こしたほうがいいかなぁって。」
「ありがと。・・・どんな感じだった?」
「・・・突っ伏せになってこの絵を描いて、うなされてた・・・よぉ?」
カサッ
「えぇっ!!なにこれっ!!」
その絵に描かれていたのは、あの野原・・・だと思うものが描かれていた。
「と・こ・ろ・で・・・これは何かなぁ~?」
意地悪っぽく言う愛花の顔には、悪意が感じられた。
「も~。返せー!!」
キーンコーンカーンコーン♪
「あ!!チャイム鳴っちゃった!!」
「急ぐぞぉ~!!」
「オゥー!!」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。
「着いたぁ・・・。」
「ふーギリギリ間に合ったー。」
「先生 いなくてよかったねぇ。」
「ええ。そうですとも。」
―――――――――そして、授業が終わり
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「ふ~。やぁっと放課後ですなぁ。」
最終下校時刻の音楽が流れている。ほんとにやっとだよ~。
でもこれから待ち受けていた【幸福】が始まるのであった。