チャット恋愛注意報!!(旧)



………

……




ユージと二人で、色々なお店を見て回った。

その途中でファミレスでお昼を済ませ、またお店を見て回る。


その時に『誕生日プレゼント』として、ユージは私にシルバーのネックレスをプレゼントしてくれた。

家族以外からは初めて貰う誕生日プレゼントであり、初めて持つアクセサリー。

ハートの飾りが女の子らしくて可愛いネックレスだ。




「すぐつけてみたら?」




ということで、お店を出たあとに近くの公園に行った。

ちょうど日差しが1番キツい時間帯だから、公園には私たち以外は誰も居なかった。


大きな木の下に設置されたベンチに座れば日差しが遮られ、風が吹けば少しだけ涼も取れる。

そんな場所で、私は初めてアクセサリーを身につけた。


……なんか妙に照れる。

ユージが『可愛いじゃん』と言ってくれたから余計に、だ。




「ありがとね、ユージ。 でも、ちょっと高かったよね……」

「いやいや、気にしないで。 つーか、同じくらいの値段の物をプレゼントしてもらうから」




そう言ったユージは、チャットの時と同じようなテンションで笑っている。

だから私も自然と笑うことが出来た。




「ユージは、何か欲しいものとかある?」

「あ、実は1個だけ欲しい物があるんだ」

「え、ほんと? それって何?」




欲しい物があるなら、それをプレゼントしたい。

値段により、だけど……。




「ズバリ、サクラが欲しい」

「……へっ?」




……えぇ!?

わ、私っ……!?