俺の口から言わせるんだと呟いた彼が。



「だから、俺のことが好きだってこと」


「なっ!?
自惚れるのも大概にしてっ!!」


「いい加減認めろよ。俺のことが好きだろ」



腕を強く引っ張られ、甘い香りと共に抱きしめられた。




「は、離してっ!!」


「嫌だ」


「ちょ…北見くん!!」


「…れ」


「えっ?」