彼に翻弄された私は、息があがって絶え絶えだった。 「椿って、感じやすいんだ」 「…っ…」 彼の言葉で羞恥に駆られた私は、 ありったけの力を腕に込めて、彼から離れようと試みる。 すると、予想外にも易々と離れることができた。