重いまぶたを持ち上げて、今日も一日が始まる。

ピーンポーン

軽いチャイムの音は、私の親友が来た合図。
「夢ー」
知佳が私の名前を呼ぶ。
「はぁい♪」
お互いいつも通り言葉を交わして、佐々木家の表札の前から学校に向かうんだ。