週明けの学長室にノックの音が響く。 私立カメリア女学園の学長、佐島陽子のもとに高等部一年の吉葉理香がその姿を現した。なんだか決まりが悪そうな顔をしている。 「入室をやり直しなさい。所属と名前と用件をしっかり言ってから入りなさい」 佐島が厳然と命じる。 理香は文句も言わず、入室のマナーを守りながら再度学長室に入る。 「担任の先生からうかがいましたよ。あなたは気が変わって本校に留まりたいそうですね」 佐島が切り出す。 「はい」