総長の君と委員長の私。

「琇汰〜、どいてあげなよ〜」

「あ、そーだな。」

やっと琇汰がどいてくれた。

「君ー、だいじょーぶ?」

オレンジ色の髪の毛の男がてを差し伸べてくれた。

「はい、ありがとうございます」

その手をとって、立ち上がろうとする

でも、左足首に激しい痛みを感じた

「っっ!!」

一瞬顔を歪ませた私だったが

気づかれないように立ち、笑顔をつくった

「ごめんなさい。怪我はないですか?」

「あ、ああ。お前も大丈夫か?」

「はい、なんともないです。」

よし!気づかれてない!

変な責任感じさせるのも悪いしね。

「じゃあ、私は帰りますね」

とは言ったものの眼鏡がなくてぼやけている。

髪の毛もくしゃくしゃ。