どういうこと・・・?




私ってみんなのことなんもわかってないじゃん・・・








ガタッ




棗もリビングから出て行ってしまった。






その音で唯斗さんと達樹君もハッとしたように意識を戻した。





それから私の表情を見て何かを悟ったのか唯斗さんが謝ってきた。






「澪ちゃん、ごめんね。」




『えっ?・・・私は・・・』




謝られる筋合いなんてないし、きっと悪いことをしたのは私だ。







「日向にもいろいろあんだよ・・・」




『えっ?』




達樹君が言ったことに私は困惑するしかなかった。