なんだろう・・・? そう思って首を傾けると、棗は何を思ったのか立ち上がってこっちに向かって歩いてきた。 そして、棗はこう言った。 「ドレス似合ってる。」 え・・・? 今なんて・・・? 棗は私を見て小さく笑みを浮かべてから、部屋を出て行った。 『どういうこと・・・』 私も今何が起きたのか理解できないんだけど・・・ でも、 『似合ってるって言われた・・・』 これほどうれしいことはないよ・・・