「澪、すっごく似合ってるぞ!日向の目が節穴なだけだからな!」 『達樹君天使!!』 あのバカ日向とは大違いだよ!! 「あ、澪ちゃん。俺と日向と達樹、ちょっと用事があるから行ってくるね。」 え?!唯斗さん?! てか、寝てる棗はどうするの?! 「あ、棗はもうすぐ起きると思うから。」 唯斗さんはそう言って日向と達樹君を引っ張って部屋を出て行ってしまった。 「澪。」 静かになった部屋で、急に名前を呼ばれた。 声のした方を見ると、やっぱり棗がいた。 棗・・・さっきまで寝てたのに・・・