「―――生き・・・てる」 まだ、どこか冷たさが残るものの ドクドクと手首から命を感じる 生きてる その瞬間、安堵が胸いっぱいに広がって やっと息をする事ができた気がした すると 「生きている事自体、奇跡だと」 「――」 「治した者が言っておりました」 ゆっくりと、俺の側まで来て 父の頬にそっと手を添えたグレイス 「お強い、御方」 そして、そのままゆっくり瞳を閉じたグレイス その姿はまるで、父に命を吹き込んでいる様にも見えた