徐々に色を取り戻す世界の中に、見覚えのある1人の女性が立っているのが見えた
その瞬間、驚いて思わず飛び起きた
「――グレイスッ!」
「お目覚めですか?」
飛び起きた俺をキョトンとした顔で見た後、クスクスと笑うグレイス
その美しさに、一気に目が覚める
「お目覚めで?」
そして、もう一度そう聞くグレイスに頷くしかできなかった
夢から覚めた世界は
夢の世界のままだった
「――ホリス様から、お許しがでました」
なんだか恥ずかしくて、視線を合わせられない俺にグレイスが静かに言う
しかし、突然の言葉に俺の頭はついていかず、思わず首を傾げた
「許し?」
「この部屋から出てもいいと」
そう言って、柔らかく微笑んだグレイス
ゆっくりと俺に近寄り、ベットの周りを囲む薄い衣をまとめた始めた



