「――気分はどうだ」 あまりの美しさに見惚れていると、背後で突然声がした どこか聞き覚えのある声に、勢いよく振り返る すると 「お前はっ」 いつの間にか、背後に立っていた男 銀色の髪を風になびかせ 澄んだ茶色の瞳で、ベットの上にいる俺を見下ろす 冷たい瞳 ―――あの男だ 森の中で会った、あの男