柔らかく水の流れる音がする 優しい風が頬を撫でていく 胸に緑と花の香りが広がって 柔らかい手触りの服が俺を包む ―――まるで、天国の様な心地よさ このまま目を開けたくない このまま、この白の世界に埋もれていたい ずっと――― カチャ それでも、この美しい自然の音の世界にはない 人の生み出す音を聞いた瞬間、反射的に目を開けた