「―――頼む。助けてほしい。父だけでも」 一向に弓を下ろさない男達の間に立つ、この銀の男に一歩近づく すると、父を見下ろしていた銀の男が、ゆっくりと瞳を俺に戻して透き通る声で囁いた 「まず、女王の元へ」 そう言った瞬間、弓を持っていた男達が父を担ぎ上げた 「やめろっ!!」 ダラリと首の垂れた父を持ち上げた男達に力任せに叫ぶ すると 「ここに入った事を後悔するんだな―――風の国の使者よ」 その言葉を耳にとめた瞬間 首の後ろに、強烈な痛みが走り 俺は意識を手放した――――