現れたのは、弓を構えた男達より遥かに秀麗な顔の男 それでも、どこか冷たい空気を孕んだ、男 銀色に輝く髪と、切れ長の美しい瞳 そして他の者達同様、羽の様に軽い衣を風になびかせている その姿・形を見て、1つの考えに達する 深い森の中にかかる、霧 天界からの使者の様に美しい一族 まるで薄いベールに包まれた様に、神々しい姿 「光の国―――アネモスか」