「父さんっ!! しっかりっ!!」 「――ァ..レ..ン」 血が喉に落ちて、咽る父 その途端に、草原に赤が撒き散らされる 意識はある―― でも、早く手当をしなければ危険だ しかし、こんな所で手当てはできない 辺り一面何もない平原は、隠れる場所がない またゲイルに襲われたら、ひとたまりもない 一気に頭を回転させ、辺りを見渡す すると ドドッドドッドドッ 微かに聞こえる馬の走る音 追手だ―――