「ここまで来れば、平気だろう」 荒い息の下で、そう言って後ろを振り返る すると ドサッ――― 重たい音と共に、背中に感じていた重みが消える 反射的に下を見ると、真っ赤になった父が倒れていた 「父さんっ!!!」 勢いよく馬から飛び降りて父の側に座り込む 朝日に照らされた父は、赤黒く光り その姿を見て、瞬時に酷い怪我だと気づく