My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ



俺の元に駆け寄ってきた馬の手綱を掴んで、勢いよく飛び乗る

そして馬を思いっきり蹴り、群がる影を撒き散らす




「父さんっ!!」

「アレン!!」




そして父さんの周りを囲む影の中に入っていき、その腕を掴み

グイッと腕を持ち上げて、馬の上に勢いよく乗せた



背中に父が乗った事を確認してから、馬の腹を蹴る





「どけっ!」




そして、未だ襲ってくる影を撒き散らし

馬で駆ける



雄叫びと共に、その影の群れを一気に抜け

そして、どこまでも続く闇を一心不乱に進んだ