光を浴びて、金と銀に輝く髪 揺れる衣が弧を描いて広がる ―――ソフィア? 目の前で起きている事に頭がついていかない俺 ただ茫然と彼女の姿を見つめた すると、伏せていた瞳をゆっくり持ち上げたソフィア その瞬間、ターコイズの瞳が強く前を見据える 凛とした空気が彼女を纏う ここにいる誰一人 彼女から目を離せないでいる 世界が止まった様に、誰も微動だにしない ただ、見つめる先は 皆、同じ――― 美しい、彼女だけ。