My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ


キョロキョロと辺りを見渡しながら、目を輝かせて歩くソフィア

そんな彼女の姿を見て、今度は俺が楽しくなる



こんなに楽しそうな彼女は初めて見た

初めて会った時の、あの愁いを帯びた姿はもう想像もできない


今の彼女は、この国に降り注ぐ光の様に

キラキラと輝いている





そんな彼女の後ろ姿を見ながら歩いていると




「お花はいかがですかぁ?」




小さな舌足らずな声が聞こえて

2人して足を止める



声のした方を向くと、まだ幼い子供が色とりどりの花を冠の形に結ったモノを持って、ニッコリと笑っていた

そして、その前に置かれた小さな机の上にも、同じものがいくつか並んでいる