「気を付けて」
小さな小川を飛び越えて渡る
そして小川の向こう側にいる彼女に、そっと手を差し出した
そんな俺の姿を見て一瞬躊躇した彼女だけど、ゆっくりとその手を前に出した
すると白く小さな手が、俺の手の上に差し出されて、重なる
俺がその手を握った瞬間
トンっと音もなく跳ねた体
そして、その勢いのまま俺の胸に飛び込んできた彼女
ふわりと身に着けていた衣と髪が宙に舞う
甘い香りが胸いっぱいに広がるのを感じながら、その体を受け止めた
「大丈夫?」
小さな衝撃と共に、俺の胸の中に納まった彼女を見下ろす
すると、俺を見上げてコクンと小さく頷いたソフィア
そんな小さな事にも
俺の心臓は激しく高鳴った



