ソフィアと一緒に過ごす時間は、まるで夢の様だった
俺の話を興味津々に聞く、彼女の姿が
瞳を輝かせて俺の話を聞く、その姿が
愛しくて愛しくて
仕方なかった
徐々に明るい表情を見せるようになったソフィア
初めて会った時の、あの雪の様な冷たさを孕んだ、どこか脆い姿は身を潜め
その変わり、春の花の様な温かい空気が彼女を包んでいる
それでも、たまに現れる
儚い、あの表情
夜空に浮かぶ月を見上げては
悲しそうに瞳を細める
その瞳の奥に
何があるかは
―――俺は知らない
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