◇ 「アレン?」 どこまでも響きそうな美しい声が、不意に背を叩く その瞬間、まるで夢から覚めた様に我に返って、声のした方に振り返る すると、不思議そうに俺を見つめるソフィアと目が合った 「どうした? ぼんやりと月など眺めて」 その言葉にふっと表情を緩める ここ最近、ゆっくりだけどソフィアも変わってきた もちろん、いい方向に。