「ガスパルが、あれで引き下がるとは思えない」 「――先の戦か」 呟いた俺の言葉に同意する様に、小さく頷いたホリス ――確かに 今や大国を飲み込む程の力を持つガスパルだ どんな手を使ってでも、奪い返しに来るだろう それだけの力がある国だ ましてや、こんな美しい国 欲しくないはずがない 「いつか、来る」 「――」 「またこの国を奪いに来る」 そう言って、勢いよく立ち上がったホリス 太陽の光を取り込んで、美しい衣が透けて、はためく