「誰が一番多く獲れたか、競い合うんだ」 思い出の引き出しを開けて 彼女にも覗いてもらう 俺の思い出の欠片を 「そなたは・・・勝った事はあるのか?」 そっぽを向いていた彼女が、再びこちらに視線を向ける 淡々とした言葉の中に、少しだけ好奇心を滲ませて 「負けた事など、ない」 「嘘だ」 「俺は嘘は言わない」 「――嘘」 睨みつけてくる彼女に、さっきの会話を思い出して、またケラケラと笑う 温かい思い出と 隣に彼女がいるだけで 心が温かくなる