「――ダメだ」 花畑に落ちる、俺の声 「それじゃぁ、闇雲に剣を振り回しているだけだ」 キンっと言う甲高い音と共に、再びそう言う 目の前の彼女は、そんな俺を睨む様に見つめている 「もっと、相手の動きを見るんだ」 そう言い終えた途端、構えた俺に再び飛び込んでくるソフィア その瞬間、身に着けている薄衣が宙に舞って広がる 美しく、弧を描いて 暗闇の中で唯一光るのは、彼女の瞳 鮮やかな、ターコイズの瞳