まるで探る様に俺を見つめるソフィア その瞳に見つめられると、まるで魔法にかかった様に動けなくなる 息もできない程に 「――・・・始めよう」 それでも、急にふいっと視線をずらした彼女 そして、ゆっくりと歩き出して建物の外に出た 月明かりに照らされて、手に持つ剣が煌めく 「頼む」 そう言って、剣を取ったソフィア こんな美女が剣を持つなんて。と思ったけど その立ち姿は、まるで美しい騎士の様で 目を細めて、声を落とした 「あぁ」 自分の気持ちを抑え込む様に