My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ



彼女から感じる、ビリビリと電気の様に走る殺気を感じて、そう思う

見下す様に俺を見つめる冷たい瞳

美しすぎるそのターコイズの瞳は、まるで俺なんて見えていない様に感じる




そんな彼女の瞳をじっと見つめる


どこまでも澄んだ色

けれど、その向こうには闇が宿っている




「そなたも――覚悟はあるんでしょうね?」

「何?」




俺の小さく呟いた言葉に

一瞬、その顔を歪める彼女



その瞬間、一気に体を持ち上げる



ハッと目を見張った彼女の腕を掴んで

剣を奪い取る




そして、その体を花の中に埋めた