My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ



俺を射ぬく真っ直ぐな瞳

同じ人とは思えない程、美しいその姿




息をする事も忘れて、その姿を見つめる

そんな俺を愁いを帯びた瞳で見つめながら、小さな唇を開いた彼女




「なぜ?」




その言葉を耳に入れた瞬間

目の前に、美しい金の髪が舞うと同時に

腰に下げてある剣を抜かれた




――あ。と思った瞬間

どんっと体を押され、一気に地面に組み倒された





花が舞う

はらはらと。




月明かりを含んで、美しく――




その中でより一層輝く、者


キラリと光る銀を手に

俺を見下ろす、透き通った瞳


ハラリとその髪が顔の横から垂れて

俺の頬に触れた