「私も――王家に仕える者です」
その姿を瞳に映しながら、そう言う
もっと、彼女の声が聞きたくて
また目の前からいなくなる前に、何か喋らなくては
そんな想いが頭を巡って、必死に言葉を繋げた
「王国の守護を――」
「そなたも」
話し出した俺の言葉を遮る
彼女の美しく強い声
反射的に言葉を止める
じっと俺を見つめる、美しく澄んだ瞳
光を取り込んで、その中で輝く
そして、その表情を崩す事なく
小さな唇を動かした
「人を殺すのか」
「――」
「その剣で」
俺の腰にある剣に目を落とす彼女
そして、ゆっくりとその瞳を細めた



