しかし、歩み寄ったその場所に彼女の姿はなく 白く美しい建物が月明かりに照らされて、そこにあるだけだった いない―――。 分かっていた事だけど 心の中の淡い期待が砕かれて そのまま立ち尽くす ――どうしてだろう 会えないと分かると もっと、会いたくなる もう一度、その瞳を見たくなる 「やっぱり...夢だったのか」 小さく自嘲気にそう呟いて、天を見上げる すると